生活習慣病

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生活習慣病とは

生活習慣病とは

食事、飲酒、運動などの生活習慣が、発症や進行に関与するのが生活習慣病です。
代表的なものには、高血圧、脂質異常症(高脂血症)、糖尿病、高尿酸血症などがあります。
生活習慣病は自覚症状に乏しく、気づいたときには重篤化していることも!
生活習慣病の悪化を改善するためには、やはり生活習慣の改善と適切な治療が必要です。
家系的な体質(遺伝)要素のある方は、特にご自身の生活習慣に気を配っていただきたいものです。

高血圧症

生活習慣の乱れ、遺伝、加齢などの要素が合わさって高血圧症の原因となります。
高血圧症かどうかの目安は、最高血圧が140mmHg以上、最低血圧が90mmHg以上。複数日にわたり、座位で測定した血圧の値がこの状態なら、高血圧症の診断になります。
日本人の50歳以上の男性の約半数が高血圧というデータも。あなたは大丈夫ですか?

自分では気づかない高血圧

高血圧症は心血管病の危険因子です。一般的に自覚症状は乏しいですが、気づかない内に悪化し、時には命に関わることもあります。高血圧症が「サイレントキラー」と呼ばれる所以です。
かぜや腹痛などで医師にかかった場合、どこの医院でもまず血圧測定をするはずです。
自分では気づかない高血圧症は、血圧を測定して初めて診断されることも多くあります。

すぐに投薬が必要なケースばかりではない

「血圧の薬は一生飲まなければいけない」と思い込んでいませんか。
高血圧の程度が軽い場合や他に基礎疾患を持たない場合等では、生活習慣の改善を試みながら様子を見る場合もあります。
服薬を開始した場合でも、高血圧の程度にもよりますが、その後の生活習慣の改善、薬の効果などで血圧の数値がよくなってきて安定しているようであれば、より緩やかな薬に代えたり、薬の量を減らしたり、中止することも可能です。

40歳を過ぎたら、自宅に血圧計のご準備を

自分が高血圧かどうかは測定しないと分かりません。そして体調が悪くて病院に行ったときしか測らないのは決して好ましいことではありません。
自宅で血圧測定をする際には「起床後すぐ」と「夜寝る前」が理想です。
当院では、患者様に血圧手帳をお渡ししております。40歳を過ぎたら、血圧管理は健康管理の第一歩です。

血圧はちょっとデリケート

「白衣高血圧」という言葉を耳にしたことがあるかと思います。
医院などで白衣を着た医師を見たことが原因で血圧が高くなってしまうことをそう呼びます。その状態の測定値は、病状を判断するには不適当です。
やはり、「ふだんの」「日常の」血圧を知ることが大切なのです。日常生活の中で得られた血圧の数値がその方の血圧の状態です。

自宅での血圧測定が欠かせない

「早朝高血圧」かどうかを知るには、自宅で血圧を測定することが欠かせません。
昼間はさほどでもないのに、朝の血圧が特に高い方がいらっしゃいます。
未明から早朝は脳卒中や心筋梗塞などが多発する時間帯。その時間に血圧が高いこととの関連性が指摘されています。
当院では高血圧症の方には血圧手帳に毎日の血圧を記録するようお願いしています。定期受診時にはその数値を共に確認し、今後の治療方針や通院頻度等について話し合うこととなります。
血圧が安定すれば、通院の間隔をあけていただくことも可能です。
安定するまでは、週に1度~2週に1度診察いたします。血圧が安定し、それを維持できると判断した場合、通院は1カ月に1回でも大丈夫です。

メタボリックシンドローム

健康的なダイエットも欠かせない

健康的なダイエットも欠かせない

メタボリックシンドロームになると様々な病気を引きおこすと言われています。
肥満解消のために、また肥満にならないためにも日頃の心がけが大切です。
急激で極端な食事制限はかえって健康を害します。また急に無理な運動をすることは、怪我の原因にもなります。しかし「好きなものを好きなだけ食べたり飲んだり」「休日は家でゴロゴロしている」などの不摂生がよくないことは誰でもご存じのはずですね。
教科書どおり健康にいいことだけを行う生活が理想ではありますがなかなか難しいものです。例えば「食後のおやつは毎日ではなく、週2日にする」「週に5日は20〜30分程度ウォーキングをする」などです。
その患者様がメタボ改善のために頑張れることをまずはひとつ見つけ、一歩一歩確実に生活習慣を改善できるよう、応援していきたいと思います。

動脈硬化の予防が重要

生活習慣の改善によっても解消されない高血圧や高血糖、脂質異常症等に対しては投薬で諸症状の改善を図ります。

脂質異常症(高脂血症)

生活習慣や遺伝的の要因により血液中のコレステロール値が上昇する病気です。いわゆる「血液ドロドロ」の状態で、動脈硬化が進行し、心筋梗塞や脳梗塞等の原因ともなります。

いろいろなタイプの脂質異常症

現在の診断基準では総コレステロール値が高いことは問題とならず、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)が高い、HDLコレステロール(善玉コレステロール)が低い、中性脂肪が高い等のタイプがあります。

心筋梗塞や脳梗塞の原因に!

LDLコレステロールが高くHDLコレステロールが低いタイプは、心臓や脳の血管の動脈硬化の原因となります。そして、血管の壁の中にLDLコレステロールによるプラーク(油の塊のようなもの)を形成しこれが破綻すると心筋梗塞や脳梗塞を発症することになります。また、中性脂肪が高すぎることはHDLコレステロールの低下、LDLコレステロールの上昇の原因となるといわれています。

治療法

運動不足、バランスの悪い食生活等の生活習慣が原因の方はまずは、その改善が第一です。
改善が不十分な方、コレステロールの数値が悪すぎる方、遺伝的にコレステロール値が高い方などは薬物療法の適応となります。また、心・脳血管障害や高血圧、糖尿病等の持病があるかたは、より厳密なコレステロール値のコントロールの必要性があるため、薬物療法が積極的に行われます。

糖尿病

血液中のブドウ糖の量と、すい臓から分泌されるインスリンの作用のバランスに問題が発生し、結果的に血糖値が高くなるのが糖尿病です。
糖尿病の怖いところは、さまざまな合併症を引き起こすこと。
3大合併症として、糖尿病腎症、糖尿病網膜症、糖尿病神経障害があります。
また、全身の動脈硬化を進行させ、心臓病、脳血管障害等の原因となり、健康寿命を短くしてしまいます。

糖尿病は3種類

自己免疫異常が原因の1型糖尿病、生活習慣が大きな原因となる2型糖尿病、そしてほかの疾患により発症する糖尿病、この3つに分けられます。

長続きする生活改善

多くの患者様は、自分の生活のどこを改善すればいいのか、だいたい分かっていらっしゃいます。でも、長い間に身についてしまった習慣をすぐに切り替えるのは難しいもの。あまりハードルを高くするとかえってストレスのもとになりかねません。
患者様の病状を見ながら、長続きする生活習慣の改善を一緒に考えましょう。

ゆっくり進行する2型糖尿病

生活習慣が発症に悪影響することが多い2型糖尿病は、ゆっくりと症状が現れ、いつから糖尿病だったのかなかなか分からないことも多いです。
検査で指摘されることが多いはずですが、一度ご自分の状態をよく思い返してみてください。「口が渇く?」「倦怠感?」「体重減少?」どれも要注意です。

「薬+生活習慣の改善」が治療の基本

糖尿病は慢性疾患です。血糖をコントロールし、様々な合併症を予防し、健康寿命を延ばすことが治療の目的です。患者様の一生に渡る糖尿病との闘いをサポートする為に、食事療法、運動療法等をきちんと指導し、必要あれば、薬物療法等を適切に行う必要があります。
生活習慣によって発症したものはやはり生活習慣を正す必要があります。
投薬だけではいい治療ができません。患者様の糖尿病克服への強い意志を当院でサポートいたします。

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